本を読むことについて思うところ

片道40分ほどの通勤電車では割と読書をしている。一時期は英語学習にはまっていたので学習参考書ばかり読んでいたが、それ以外は小説、ビジネス書、実用書、漫画など気になったものを適当に読んでいる。

 

そんな読書生活(と呼べるほどのものではないけども)を送る中ぼんやり感じていたこととして、ビジネス書と実用書を数多く読むことの意義がいまいちわからない、というものがある。読んでるときはふむふむなるほどこれは色々と捗りそうだなと思うものの、読み終えてしばらくすると内容の9.5割方は綺麗さっぱり忘れてしまう。その一方でとても魅力的なタイトルの本は日々続々と世に出てくるわけで、とてもじゃないがすべてを身につけることは不可能だと思う。本というものとどのように付き合っていけばいいのだろうか。2つ思いついたので書いてみる。

 

1つ目は何度も繰り返し読んで、並行して実践しながら書いてある内容を身に付けていくという方法で、参考書と問題集を何周もするようなやり方に近いかな。

 

2つ目はとりあえずざっと流し読みし、気になった箇所だけを取り入れる方法で、友達と会話してて「これがおすすめだよ」のように耳より情報みたいなものを教えてもらうことがあると思うけど、それを読書で置き換えたイメージ。

 

自分の読み方は1つ目に近いと思う。ただ2周目終わる頃には飽きちゃって他の本に目移りするから結局身に付かずで終わってしまうのが微妙なところ。断片的な知識だけが増えるのでかえって動けなくなってる気がしないでもない。

 

と、ここまで書いて気づいたけど著者の考えの100%を理解して再現することは不可能だと思うので、読んでて気になったところだけを自分なりに解釈して適当に取り入れて、それで物事がうまくいけば継続すれば良いし、駄目ならやり方を変えるかきっぱりやめてしまって他の方法を模索するのがいいんじゃないだろうか。結局のところ何かを行うのに正解は無いことがほとんどなので、2つ目の方法のところに書いたように本の内容をアドバイス程度に留めて、とりあえず試してみようのスタンスがベターなんじゃなかろうかと思う。

 

ビジネス書とか実用書に関してはこんな感じかな。読むこと自体が趣味で目的なら好きなように読めば良いけど、何か他の目的があって手に取ったなら参考にできるところはどこだろうと考えながら読むのが効果的で効率的なのだろう。そう考えると世に言う多読とか速読とかにもそれなりの意義がありそうだ。そしてわざわざ1000円くらい出して本を購入する必要すらなくて、立ち読みで十分なんじゃないかとも思った。

他の人はどのように本を読んでいるのだろうか。

 

ちなみに小説は漫画やゲームと本質的には変わらないと思ってるので読む時はただ楽しむことを目的にして、内容忘れても気にしないことにしてる。むしろ忘れた方が何度も楽しめてお得かもしれない。